明大はジンクス破れず早大にリベジ許す 神鳥監督「本当に悔しい結果」

[ 2022年12月25日 15:17 ]

ラグビー第59回全国大学選手権準々決勝   早大27―21明大 ( 2022年12月25日    秩父宮ほか )

<明大・早大>前半終了間際、明大・松下(中央)がモールサイドを抜け出してトライを決めるが…(撮影・篠原岳夫)
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 早大(関東対抗戦3位)が明大(関東対抗戦2位)に27―21(前半13―14)で逆転勝ちし、2大会ぶりにベスト4入りした。早大は昨季準々決勝で15―20、今月4日の早明戦で21―35と敗れたリベンジに成功。明大が正月を前にシーズンを終えるのは6季ぶりとなった。

 明大の神鳥裕之監督は「難しい試合になると思っていたが、本当に悔しい結果になって残念。本当に良いチームだったので勝たせてあげたかった。自分自身の力不足も感じた」と肩を落とした。セットプレーで終始優位に立ちながら、14―13で迎えた後半10分過ぎからスクラムで立て続けに反則を取られ、早大のペースに。14―27で迎えた後半28分には逆にスクラムでプレッシャーをかけてペナルティートライをもぎとったが、終盤の反撃も及ばなかった。

 早大と明大の対戦は18、19、21年度に続き「早明戦に勝つと大学選手権での再戦に勝てない」ジンクスどおりとなった。WTB石田吉平主将(4年)は試合後、早大の相良昌彦主将(同)に「優勝を託した」ことを明かし、「自分がもっと引っ張っていけたら違っていたと思う。1人1人の気持ちを統一できなかった。自分に責任があると感じる。緊張やプレッシャーで会場にのみ込まれていた」と悔しがった。

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2022年12月25日のニュース