宇野昌磨、GPファイナル初制覇に笑顔「楽しみながら滑ることができた」山本草太とワンツー

[ 2022年12月10日 22:25 ]

フィギュアスケート・GPファイナル最終日 ( 2022年12月10日    トリノ・パラベラ競技場 )

<トリノGPファイナル男子フリー>演技を終えた宇野昌磨はリンクに座り込み笑顔(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 男子フリーでは、SP首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が自己ベストを更新する204・47点を出し、合計304・46点で初制覇を成し遂げた。キスアンドクライで得点を確認すると笑顔がはじけた。

 SP2位の山本草太(中京大)がフリー3位の179・49点、合計274・35点で準優勝し、日本勢がワンツーを飾った。最高難度の4回転半を決めたSP5位のイリア・マリニン(米国)がフリー2位の191・84点、合計271・94点で3位に滑り込んだ。。

 SP6位の佐藤駿(明大)がフリー4位の173・54点、合計250・16点で4位まで順位を上げた。SP3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)はフリー6位の158・67点、合計245・74点で5位。SP4位のダニエル・グラッスル(イタリア)はフリー5位の164・57点、合計244・97点で6位だった。

 演技後の宇野の場内インタビューは以下の通り。

 ――初優勝
 「世界選手権の優勝というものでプレッシャーは感じなかったが、今大会のフリー、全選手の演技を見ていたので、みなさんほんとに素晴らしい演技を見ていたので。だからこそ緊張するのか、自分がどんな気持ちで試合に挑むのか、すごい楽しみながら滑ることができた」

 ――次の目標
 「もちろん、大きな大会でのいい成績を目指したいが、今大会みつかった課題だったり、今大会やってきたことはしっかりできたと思うが、まだ練習足りないところは足りなさが出ていたかなと思う。SP、フリーを自分の満足いくプログラムになるまで磨き上げたい」

 ――次の五輪はイタリアで行われる。
 「僕はトリノに来るのは今回初めてだったけど、ステファン(ランビエル・コーチ)がトリノは第二の故郷と言っていた。そんな場所でこういう成績残せてうれしい。4年後、自分が何をしているか分からないけど、五輪に限らずまたこの地でいい成績を残すのがステファンにもうれしいことなんじゃないかな。また来たいと思う」

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月10日のニュース