実業団横綱・落合哲也が宮城野部屋での生活開始「自分で決めた道なので貪欲に頑張りたい」

[ 2022年12月10日 19:55 ]

宮城野部屋に入門した落合哲也(撮影・前川 晋作)
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 今年の実業団横綱で、幕下15枚目格付け出しで初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)デビュー予定の落合哲也(19)が10日、宮城野部屋に入門した。

 この日朝、母校の鳥取城北高で惜別の稽古を行った。同校相撲部伝統の“最後のぶつかり”では、お世話になった先輩へ感謝を込めて後輩たち全員が代わる代わる胸を出した。最後は顧問の谷本将也教諭(27)の胸を借り、ぶつかりの本数は約50本にも及んだ。「いよいよ出発する時が来たなという気持ちになりました」。最後の稽古を終えると、相撲部総監督で同校校長の石浦外喜義氏(61)や両親らに見送られ、19年間過ごした故郷・鳥取から旅立った。同校で学んだ「感謝の気持ち」を胸に「腹を決めて行ってきます」と改めて決意。同日夜に東京都墨田区の同部屋に到着した。

 憧れの宮城野親方(元横綱・白鵬)の下で力士生活をスタートさせ「いよいよ大相撲という、テレビで見ていた世界に来たんだな」と実感を込めた。12日に新弟子検査を受検し、それから部屋での稽古に参加する予定。「夢舞台の大相撲の土俵は楽しみ」としながらも「自分で決めた道なので貪欲に頑張りたい。応援していただいている方々への感謝の気持ちを忘れないように、ひた向きに頑張りたい」と改めて気を引き締めた。

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2022年12月10日のニュース