西の頂上決戦はペリカンズの勝利 サンズは3連敗 5連勝のグリズリーズが西の2位に浮上

[ 2022年12月10日 14:53 ]

ダンクを決めるペリカンズのウィリアムソン(AP)
Photo By AP

 NBAは9日に各地で11試合を行い、ニューオーリンズ(ルイジアナ州)では西地区の上位2チームが激突。7日に西地区全体の首位に立っていた地元のペリカンズが、今季自己最多の35得点を挙げたザイオン・ウィリアムソン(22)らの活躍で2位のサンズを128―117(前半55-52)で下し、6連勝を飾って今季の成績を17勝8敗とした。

 ホームでは11勝3敗。敗れたサンズは3連敗で16勝10敗となり、この日5連勝を飾ったグリズリーズ(17勝9敗)にも抜かれて西地区全体の3位に順位を落とした。

 レイカーズは敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で延長の末に76ersに122―133(前半59―61、延長2―13)で敗れて10勝15敗。ともに2試合ぶりの出場となったアンソニー・デービス(29)が31得点と12リバウンド、レブロン・ジェームズ(37)が23得点を稼いだものの接戦をものにすることはできなかった。

 レイカーズは第4Qの残り2分30秒で12点差、残り34・1秒でも9点差を追っていたが反撃。ただし117―120で迎えた残り9・0秒にこの日25得点を稼いだオースティン・リーブス(24)が3本のフリースローの3本目、119―120だった残り3・1秒にはデービスが2本のフリースローの2本目を失敗。フルコートプレスのディフェンスで相手にミスを連発させて反撃しながらも、大事な場面でフリースローを外して第4Q終了時点で試合を決めることができなかった。

 ベンチから出たラッセル・ウエストブルック(34)は36分の出場で12得点、11リバウンド、11アシストを記録。レイカーズのベンチプレーヤーによるトリプルダブルは、マジック・ジョンソンが1996年2月14日のホークス戦で達成して以来(39分で15得点、10リバウンド、13アシスト)、史上2人目となった。

 勝った76ersは13勝12敗。ジョエル・エンビード(28)が38得点と12リバウンド、ディアンソニー・メルトン(24)が自己最多の33得点、ジェームズ・ハーデン(33)が28得点と12アシストを稼いでチームの連敗を3で食い止めた。

 東地区全体2位のバックスは敵地ダラス(テキサス州)でマーベリクスに106―105(前半52―48)で競り勝って19勝6敗。28得点をマークしたヤニス・アデトクンボ(28)が第4Qの残り2分55秒に6反則で退場となったが、104―105で迎えた残り7・1秒、スローインからのアリウープをセンターのブルック・ロペス(34)がねじ込んでこれが決勝点となった。

 マーベリクスは13勝12敗。ルカ・ドンチッチ(23)は33得点と11アシストをマークしたが4連勝目前で試合をひっくり返された。チームのフリースロー(FT)は24本中14本を失敗。ティム・ハーダウェイJR(30)はアデトクンボの反則に伴って得た3本をすべて外し、ドリアン・フィニースミス(29)も105―104だった残り10・1秒での2本を失敗するなど、FTの失敗が勝敗に大きな影響を与える試合となった。

 <9日の結果>
ニックス(13勝13敗)121―102*ホーネッツ(7勝19敗)
*ペイサーズ(14勝12敗)121―111ウィザーズ(11勝15敗)
*マジック(7勝20敗)113―109ラプターズ(13勝13敗)
*ネッツ(15勝12敗)120―116ホークス(13勝13敗)
キングス(14勝10敗)106―95*キャバリアーズ(16勝10敗)
*76ers(13勝12敗)133―122(延長)レイカーズ(10勝15敗)
*グリズリーズ(17勝9敗)114―103ピストンズ(7勝21敗)
*ペリカンズ(17勝8敗)128―117サンズ(16勝10敗)
ティンバーウルブス(13勝12敗)118―108*ジャズ(15勝13敗)
バックス(19勝6敗)106―105*マーベリクス(13勝12敗)
 *はホームチーム

続きを表示

2022年12月10日のニュース