三原舞依 GPファイナル自己ベスト2位発進も「もっと出し切りたい。まだまだできる」

[ 2022年12月10日 08:43 ]

フィギュアスケート・GPファイナル第2日 ( 2022年12月9日    トリノ・パラベラ競技場 )

<トリノGPファイナル女子SP>演技する三原舞依(撮影・長久保 豊)
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 女子ショートプログラム(SP)が行われ、三原舞依(シスメックス)が自己ベストを更新する74・58点をマークして2位発進した。

 GPファイナルという大舞台の最終滑走で演じた「戦場のメリークリスマス」。ジャンプでは冒頭のダブルアクセル(2回転半)を決めると、続く3回転フリップ、後半のルッツ―トーループの連続3回転も成功させる。大きな重圧を乗り越え、万感の表情を浮かべた。

 「順番を見るまで意識しなかったけど、パッと見ると最終滑走だったので凄く緊張した。今日の女子の最後で、今日の(全体の)最後というのもあって緊張感があった。(でも)ここに来られたことが幸せで、スケートができることが幸せ。それをかみしめて滑ることができた」

 11月25~27日に開催されたGPシリーズ第6戦フィンランド大会に出場し、帰国してから再び渡欧する過密日程。「思っているよりも疲れがあって、なかなか抜けなくて…」。その中で自己ベストをたたき出すほどの演技を見せたが、現状に満足はしていない。

 「もっと良いものができるというのと、もっと出し切りたい思いが強いので。まだまだできることがたくさんあるし、先生からも“もっとできるでしょ”と言われたので。頑張りたいなと思います」

 妥協することなく、高みを見据えてフリーに臨む。

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