川副がもろ差し速攻で完勝 母校・日大のインカレ団体優勝に刺激「凄く気持ちが高ぶりました」

[ 2022年11月14日 15:25 ]

大相撲九州場所2日目 ( 2022年11月14日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所>栃幸大を寄り倒しで破った川副(撮影・中村 達也)
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 幕下15枚目格付け出しデビューから2場所目の川副(23=宮城野部屋)が栃幸大(23=春日野部屋)を破って白星発進とした。

 立ち合い左で張って中に入ってもろ差し速攻の寄り倒しで完勝。「思っていた通りの相撲が取れました」と満足の内容だった。熊本県宇土市出身の川副にとって初めてのご当所・九州場所。「拍手とか多かったので、その期待に応えるような相撲を取りたいと思いました」と地元の応援を力に変えた。

 6日に行われた全国学生相撲選手権大会では、母校の日大が2年ぶりの団体優勝を果たした。自身は2、3年時にレギュラーとして団体優勝に大きく貢献したが、主将として臨んだ昨年は準決勝で日体大に敗退。「去年自分ができなかった団体優勝を後輩たちがやってくれたので、凄く気持ちが高ぶりました。自分も頑張らないとなって思いました」。団体優勝を決めた花岡真生(2年)と草野直哉(3年)、川上竜昌(2年)は川副と同じ鶴城中、文徳高出身でもあり、直属の後輩たちの活躍に大きな刺激を受けていた。

 今場所の目標を問われると「優勝です」と力強く意気込んだ。先場所デビュー戦で対戦して敗れた元大関の朝乃山(28=高砂部屋)の存在も意識しており「全勝して当たりたいですね」と再戦、そして雪辱を見据えた。

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2022年11月14日のニュース