バイキングスが7連勝 17点差をはねのけて延長で強敵ビルズを撃破 王者ラムズは3連敗

[ 2022年11月14日 11:48 ]

延長でビルズを下して歓喜するバイキングスのLBスミス(AP)
Photo By AP

 NFLは13日に第10週の12試合を行い、バイキングスは敵地オーチャードパーク(ニューヨーク州)でビルズを延長の末に33―30(前半10―24、延長3―0)で振り切って8勝1敗。優勝候補の一角を撃破して7連勝を飾った。

 バイキングスは第3Q終盤で10―27と17点を追う苦しい展開に追い込まれたが、ここから第4Q終盤にかけて2つのランTDで23―27と急追。第4Q残り50秒、敵陣1ヤード地点での第4ダウンではエンドゾーンに突入することはできず勝敗は決したかに思えたが、攻撃権がビルズに移った残り41秒、QBスニークに出たビルズのジョシュ・アレン(26)がエンドゾーン内でファンブル。これをLBエリック・ヘンドリクス(30)がリカバーしてTDを挙げ、バイキングスは17点差をはねのけて土壇場で30―27と3点をリードした。

 それでもビルズはあきらめずに応戦。アレンは自陣20ヤード地点からパスを4回連続で成功させてバイキングス陣内11ヤード地点まで前進。残り2秒にタイラー・バース(25)が29ヤードのFGを成功させて試合は延長(10分)にもつれこんだが、ここでもアレンはエンドゾーン内に投げたパスをCBパトリック・ピーターソン(32)にインターセプトされるなど、大詰めで2度のターンオーバーを喫して敗れ去った。

 バイキングスのQBカーク・カズンズ(34)は50回中30回のパス成功で357ヤードと1TDを獲得。RBダルビン・クック(27)は14回のキャリーで119ヤード(1TD)、WRジャスティン・ジェファーソン(23)は10回のレシーブで193ヤード(1TD)をマークした。

 アレンのパス成功は43回中29回で、330ヤードを稼いだもののインターセプトも2回喫するなど苦闘。ビルズは4連勝のあと連敗となった。

 昨季のスーパーボウルを制したラムズはカージナルスに敗れて3連敗で3勝6敗。QBマシュー・スタッフォード(34)は脳震とうで試合には出場できず、スーパーボウルでMVPとなったWRクーパー・カップ(29)は第4Qに右足首を負傷してプレー続行不能となった。

 なお唯一全勝をキープしているイーグルスは14日のマンデーナイトでコマンダーズと対戦する。

 <第10週の結果>
 ▼10日
*パンサーズ(3勝7敗)25―15ファルコンズ(4勝6敗)
 ▼13日
*バッカニアーズ(5勝5敗)21―16シーホークス(6勝4敗)
バイキングス(8勝1敗)33―30*ビルズ(6勝3敗)
ライオンズ(3勝6敗)31―30*ベアーズ(3勝7敗)
*タイタンズ(6勝3敗)17―10ブロンコス(3勝6敗)
*チーフス(7勝2敗)27―17ジャガーズ(3勝7敗)
*ドルフィンズ(7勝3敗)39―17ブラウンズ(3勝6敗)
*ジャイアンツ(7勝2敗)24―16テキサンズ(1勝1分け7敗)
*スティーラーズ(3勝6敗)20―10セインツ(3勝7敗)
コルツ(4勝1分け5敗)25―20*レイダース(2勝7敗)
*パッカーズ(4勝6敗)31―28(延長)カウボーイズ(6勝3敗)
カージナルス(4勝6敗)27―17*ラムズ(3勝6敗)
*49ers(5勝4敗)22ー16チャージャーズ(5勝4敗)
 ▼14日
*イーグルス(8勝)―コマンダーズ(4勝5敗)
 *はホームチーム。ドイツ遠征のバッカニアーズはホーム扱い。日付は現地時間

続きを表示

2022年11月14日のニュース