東大生・須山が取り直しの相撲を制して白星発進　卒論のテーマ決定も「秘密で」

大相撲九州場所2日目 （ 2022年11月14日    福岡国際センター ）

須山
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　現役東大生の序二段・須山（25＝木瀬部屋）が、現役生活24年のベテラン・前乃富士（40＝高田川部屋）を破ってデビュー3場所目の一番相撲を白星で飾った。

　低く当たってもろハズで押し込んでから、バランスを崩した相手を右から突き落とすと、相手の体が覆い被さるような形になって浴びせ倒された。軍配は前乃富士に挙がり、物言いがついて同体取り直しに。「同時くらいかなって思ったけど正直分からなかったです。どうなるかなと思って待っていました」とプロ入り後初めての物言いを経験した。取り直し後は、立ち合い左に変わられて左を差されて攻め込まれたが、土俵際左からの突き落としで逆転勝ち。「最後ギリギリだったので、前に出て勝ちたかったですね」と内容には不満の様子だった。

　現役東大生の須山は、九州場所中も相撲と学業の二刀流に励む。「今日（午後）1時からあります」と、この日は取組を終えて宿舎に戻ってから、持参したパソコンでオンライン授業を受ける予定という。卒業論文のテーマは決まったそうだが「秘密で」と明かさなかった。