【箱根駅伝予選会】市街地コースの“無観客”は無理…どうなる本番、コロナ禍21→22年大会で観衆3倍超

[ 2022年10月15日 15:27 ]

第99回箱根駅伝予選会 ( 2022年10月15日    陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園 )

<箱根駅伝予選会>立川駐屯地の敷地外へ向かって走っていく選手たち(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 来年1月2、3日の本戦出場の10枠をかけ、ハーフマラソン(21・0975キロ)の距離で行われ、43校が参加した。20、21年は新型コロナウイルスの影響で陸上自衛隊立川駐屯地内を周回するコースだったが、今年は3年ぶりに市街地も駆ける従来のコースに。各校10人以上、12人が出場し、各校上位10選手の合計タイムで争った。

 コロナ感染防止策として、主催する関東学連は9月29日、有吉正博会長から「第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会応援に関するお願い」とする文書を公式サイトに掲載。「出場チームの大学関係者やOB・OG、保護者、地域の皆さまは、応援のための外出をお控えいただき、沿道および国営昭和記念公園での応援行為はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」などと要望していた。だが、市街地コースには多くのファンの姿があった。

 ネット上では批判の声の一方で、いまだに自粛を要望する体制に対する疑問の声も上がる。正月の本戦は、さらに大きな注目が集まるメガイベント。まだ本戦の観戦スタイルは未定ながら、市街地でのレースを無観客で行うには無理がある。

 20年大会までは往路と復路合わせて毎年100万人を超えるファンが沿道で声援を送った。コロナ禍となった21年大会は「応援したいから、応援にいかない」のキャッチコピーを掲げて沿道での応援の自粛を求め、18万人と激減したものの、ゴール付近や主要区間などでは密集して観戦するファンの姿が見られ、大会本部に電話で苦情が寄せられるなど批判が相次いだ。

 昨年も同様に沿道での応援、観戦は自粛を求めていたが、60万人と3倍超となった。

続きを表示

2022年10月15日のニュース