八村はプレS最終戦で20得点 出場時間帯のチームスコアはプラス14 後半は15分52秒連続で出場

[ 2022年10月15日 11:09 ]

ニックスのランドルをマークするウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは14日、敵地ニューヨークでプレシーズンの最終戦に臨んだが一度もリードを奪うことなく89―105(前半42―52)で敗れて1勝3敗。八村塁(24)はベンチからの出場で30分のプレータイムでフィールドゴール(FG)を14本中7本(うち3点シュートは4本中1本)、フリースロー(FT)は6本中5本を成功させて20得点と8リバウンド、2アシストをマークした。

 ウィザーズの先発は健康安全プロトコルの対象となって一時戦列を離れたブラドリー・ビール(29)のほか、ダニエル・ギャフォード(24)、カイル・クーズマ(27)とウィル・バートン(31)とモンテ・モリス(27)の新加入の2人を加えた5人。センターのクリスタプス・ポルジンギス(27)は欠場した。

 八村は5―17で迎えた第1Qの5分46秒からコートに登場。直後にドリブルで前進を図ろうとした際にマッチアップしていたジュリアス・ランドル(27)にボールをスティールされてしまったが、残り3分にはディフェンス・リバウンドをキープしたあとに自分でボールを運び、右サイドのベースライン際でターン・アラウンドからジャンプシュートを決めて最初の得点を記録した。

 このクオーターの残り1分50秒にはドラフト同期で自身のひとつ後ろとなる全体10番目に指名されたキャム・レディッシュ(23=203センチ)との1対1を制し、ゴール下でシュートをねじこみ6得点目。第2Qに入るとフリースロー2本とゴール下でのシュートを各2本決めたあと、4分36秒には左コーナーから3点シュートを成功させて15得点目をマークした。第1Qから第2Q中盤にかけては13分4秒間、連続でプレー。第4Qの6分20秒にフリースローの1本目を決めたところで20得点となった。

 後半に入って第3Qは47―68で迎えた4分47秒から出場。チームとしては最大24点差をつけられて敗れているが、八村の出場時間帯でのチームスコアはプラス14で、後半も第3Qから第4Qにかけて15分35秒連続でコートに立ち続けた。

 八村はプレーシーズンで4試合に出場(先発2試合、ベンチスタート2試合)して、平均26・5分の出場時間ですべて2ケタ得点(13→11→15→20)を記録。昨季44・7%だった3点シュートの成功率は14・3%(14本中2本)だったが、ベンチ勢の中での得点源(平均14・8)としての役目は果たしている。

 ニックスは3勝1敗でプレシーズンを終了。マーベリクスから移籍してきたガードのジェイレン・ブランソン(26)が両軍最多の27得点をマークした。

 ウィザーズのビールは30分で16得点、先発したクーズマは6本の3点シュートをすべて外して7得点にとどまった。

 なおウィザーズは19日の開幕戦でペイサーズと、ニックスはグリズリーズと顔を合わせることになっている。

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