【バドミントン】世界連覇の女王・山口茜が2週連続V ウイニングランには照れ笑い「まだ慣れない…」

[ 2022年9月4日 18:49 ]

バドミントン・ジャパン・オープン最終日 ( 2022年9月4日    丸善インテックアリーナ大阪 )

山口茜(AP)
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 各種目の決勝が行われ、女子シングルスの世界ランク2位で世界選手権2連覇の山口茜(再春館製薬所)は世界ランク4位の安洗瑩(アンセヨン、韓国)を2―0で退け、2週連続で優勝を飾った。ジャパンオープン制覇は19年に続く2大会連続3度目V。主要大会2連勝は昨年11月のデンマーク、フランスオープン以来となった。

 第1ゲームを21―9と圧倒すると、第2ゲームも終盤に突き放した。試合後にはウイニングランも行ったが、「うれしいんですけど、まだ慣れない…」と照れ笑い。「たくさんの方のサポートがあって2週間楽しむことができた。感謝の気持ちでいっぱい」と充実感に浸った。

 先週は東京で世界選手権タイトル防衛に成功し、「グッとくるものがあった」と語る。「観客席を見た時、うれしかった。喜んでもらえるのが自分にとっては凄くうれしいこと」と山口。自国開催での応援が「前向きな姿勢でいられる大きな要因」とし「バドミントンを楽しむ」という原点を忘れず、大阪でもラケットを振った。

 準決勝では東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)との1時間13分の激闘を2―1で制した。「滅多に生でプレーを見てもらえる機会は日本でない。少しでも何か見てくださった人の記憶に残るようなプレーができたら」という思いでプレーしていた。結果を求めすぎて8強で終わった東京五輪から1年、楽しさを取り戻した山口は最強だった。

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2022年9月4日のニュース