アメフト関学大 大勝劇へ導いた1年生QB星野は正真正銘のデビュー戦「緊張はしなかった」

[ 2022年9月4日 21:14 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関学大63―7甲南大 ( 2022年9月4日    王子スタジアム )

<関学大・甲南大>第4Q パスを投げる関学大QB・星野(右) (撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 7年連続の甲子園ボウル出場へ、「王者」関学大が万全の滑り出しを見せた。4年ぶりに1部へ復帰した甲南大から9TDを奪う圧勝。立役者は、26年ぶりにルーキーとして初戦の先発QBを任された星野秀太だった。

 「緊張はしなかった。とにかく丁寧にプレーすることだけを心掛けた」

 最初のプレーで40ヤードのロングパスをヒット。長短のパスを織り交ぜながら、得意のランで攻撃にアクセントをつけた。フル出場で2TDパス。エース鎌田陽大(3年)の体調不良もあって、抜擢した大村和輝監督も満足そうにうなずいた。

 「前半は考えすぎて思い切りの良さがなかったけど、後半は良くなった。(一昨年まで正QBだった)奥野みたいなタイプ。今後は鎌田と競い合ってほしい」

 実は、春のシーズンも全く出場していないため、星野にとっては正真正銘の大学デビュー戦。それでも臆せず、先輩だらけのオフェンスを牽引し、勝利へ導くあたりが学生日本一の「強さ」であり、「懐の深さ」に違いない。

 「ランには自信があるので、あとはパスの精度を上げたい」

 他校を圧倒する選手層。関学大は今年も、聖地への最短距離にいる。

続きを表示

2022年9月4日のニュース