セキ・ユウティンが大逆転で涙のツアー初V 歴史的大混戦!昨年覇者・吉田優利とのプレーオフ制す

[ 2022年9月4日 17:05 ]

女子ゴルフツアー ゴルフ5レディース最終日 ( 2022年9月4日    千葉 ゴルフ5カントリーオークビレッヂ(6465ヤード、パー72 ) )

〈ゴルフ5レディーストーナメント最終日〉17番、バーディーを決めガッツポーズを見せるセキ・ユウティン(撮影・会津 智海)
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 セキ・ユウティン(24=中国)が通算12アンダーで並んだ昨年大会覇者の吉田優利(22=エプソン)とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を決めた。

 初日は、6バーディー、ボギーなしで66をマーク。首位に3打差の2位と好スタートを切った。2日目は2バーディー、2ボギーとスコアを伸ばせず10位タイに後退。最終ラウンドは濃霧の影響により、当初予定から1時間20分遅れのスタートとなった。

 最終日は、首位と4打差からのスタート。前半を3アンダーで折り返すと、後半の13番ではイーグルを奪った。このまま、流れに乗るかと思われたものの15番で試練が襲う。ティーショットで、痛恨のOBを出してしまい、ダブルボギー。しかし、強い気持ちはゆるがなかった。続く16、17番でバーディーを奪い、見事カムバックに成功した。

 一時は2打差以内に12人がひしめき合う大混戦。吉田が17番のバーディーで追いつき、決着はプレーオフにもつれこんだ。18番で行われたPO1ホール目は互いにボギーで勝敗つかず。PO2ホール目、セキ・ユウティンはファーストカットからの第2打をピン右3メートルにつけ、最後はフックラインをねじ込み、バーディー。力強く右拳をにぎり、試合後には目に涙を浮かべた。

 セキ・ユウティンは父親の仕事の関係で福井で生まれ、4歳まで日本で過ごした。7歳からゴルフをはじめ、16年に18歳で中国ツアーの賞金女王に輝いた経歴を持つ。17年から日本ツアーに参戦したが、レギュラーツアーでは21年パナソニック・オープンでの3位が最高成績だった。女子ゴルフ界にまた、新たなスターが生まれた。

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