日体大勢が7階級制覇 中村泰輝は135キロ以上級で3度目V 東日本学生相撲個人体重別選手権大会

[ 2022年9月4日 23:09 ]

135キロ以上級で2年連続3度目の優勝を果たした日体大の中村泰輝(左)と無差別級で連覇を達成したチョイジルスレン
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 東日本学生相撲個人体重別選手権大会が4日、埼玉県上尾市の県立武道館で行われ、65キロ級、75キロ級、85キロ級、100キロ級、115キロ級、135キロ級、135キロ以上級、無差別級の8階級で争われた。135キロ級を除く7階級で日体大の選手が優勝。昨年の6階級制覇を上回り、最多記録を更新した。

 65キロ未満級は昨年3位、一昨年2位の福島雅史(日体大4年)が初優勝。75キロ未満級は一昨年優勝の寺尾拓真(日体大4年)が日体大同士の決勝を制して2年ぶり2度目の優勝。85キロ未満級も日体大同士の決勝となり、奥知久(2年)が昨年優勝の古田賢悟(4年)を押し出して初優勝を決めた。

 100キロ未満級は、これまで入賞経験のなかった松本拓也(日体大4年)が前に出る相撲に徹して初優勝。土俵上で歓喜の涙を見せた。
 115キロ未満級は、レスリングで全国高校総体優勝の経験を持つモンゴル出身のブフチョローン(日体大2年)が初優勝。6月の東日本学生選手権で2度対戦して1勝1敗だった川上竜昌(日大2年)と決勝で対戦し、左差し速攻で圧倒した。

 135キロ未満級は、昨年同階級で日本一に輝いた花岡真生(日大2年)が盤石の相撲で勝ち進んで優勝。日体大勢の全階級制覇はここで途絶えた。

 135キロ以上級は、ワールドゲームズ無差別級金メダリストの中村泰輝(日体大4年)が2年連続3度目の優勝。「65キロ級からつないでくれたので良い流れが来ていた」と、主将としてチーム全体の活躍を喜んだ。

 無差別級はモンゴル出身のチョイジルスレン(日体大4年)が前に出る力強い相撲で連覇達成。昨年の同階級日本一の草野直哉(日大3年)は準々決勝で角田虎紀(東洋大1年)に押し出しで敗れた。ワールドゲームズ重量級金メダリストの花田秀虎(日体大3年)は欠場だった。


 ▽65キロ未満級 準決勝
福田翔也(専修大) 上手投げ 工藤唯織(日体大)
福島雅史(日体大) 掛け投げ 伊藤悠希(北海道大)

 ▽決勝
福島雅史 うっちゃり 福田翔也

 ▽75キロ未満級 準決勝
久保田修佑斗(日体大) 送り出し 兵頭充樹(明大)
寺尾拓真(日体大) はたき込み 山下丈一郎(日体大)

 ▽決勝
寺尾拓真 寄り切り 久保田修佑斗

 ▽85キロ未満級 準決勝
奥知久(日体大) 押し倒し 伊藤拓海(法政大)
古田賢悟(日体大) 寄り切り 成田花道(明大)

 ▽決勝
奥知久 押し出し 古田賢悟

 ▽100キロ未満級 準決勝
高橋新(法政大) 押し出し 新保義也(農大)
松本拓也(日体大) 寄り倒し 小川翼(東洋大)

 ▽決勝
松本拓也 寄り切り 高橋新

 ▽115キロ未満級 準決勝
川上竜昌(日大) 寄り切り 西加陽斗(日大)
ブフチョローン(日体大) 上手投げ 古賀倭(日体大)

 ▽決勝
ブフチョローン 寄り倒し 川上竜昌

 ▽135キロ未満級 準決勝
ミャンガンバヤル(東洋大) 押し出し 猿川天嵐(農大)
花岡真生(日大) 押し出し 亀井颯人(東洋大)

 ▽決勝
花岡真生 上手投げ ミャンガンバヤル

 ▽135キロ以上級 準決勝
中村泰輝(日体大) 寄り切り リビル・クリストファー(日体大)
城間瑠正(日大) 寄り切り 新川大楽(日体大)

 ▽決勝
中村泰輝 押し出し 城間瑠正

 ▽無差別級 準決勝
五島雅治(拓大) 小手投げ 栗田裕有(早大)
チョイジルスレン(日体大) 押し出し 角田虎紀(東洋大)

 ▽決勝
チョイジルスレン 寄り切り 五島雅治

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2022年9月4日のニュース