米国育ちの新鋭、大西魁斗がプレーオフ制し、ツアー初優勝!「夢のような感じです」

[ 2022年9月4日 15:17 ]

男子ゴルフツアー  フジサンケイ・クラシック 最終日 ( 2022年9月4日    山梨 富士桜CC(7541ヤード、パー71)優勝賞金2200万円 )

<フジサンケイクラシック・最終日>プレーオフを制し雄叫びを上げる大西(撮影・西尾 大助
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 ツアー2年目の大西魁斗(23=ZOZO)が通算11アンダーで並んだ朴相賢パクサンヒョン(39=韓国)とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を決めた。18番で行われたPO1ホール目、大西はフェアウエーからの2打目をピン横3メートルにつけ、最後はスライスラインをねじ込み、バーディー。一方、朴はパーとし決着した。今季はここまでトップ10入りが7度、平均パット数1位と安定した成績をみせ、初優勝が待たれる存在だった。

 優勝インタビューでは「本当にずっと優勝したかった。夢のような感じです。本当に難しいコースですが、やり切りました。今までの努力が報われたと思います」と語った。

 9歳で渡米し、本場で腕を磨いた。南カリフォルニア大時代には、コリン・モリカワ(米国)らとしのぎを削り「オールアメリカン」にも選出されたエリートだ。体重は開幕時より7キロ増やした。「構えが安定する」と話す。TシャツのサイズはLから2XLに、アイアンの飛距離は5ヤード伸びるなどパワーアップ。金谷拓実、桂川有人と同じ98年度生まれの男子版「黄金世代」から新星が誕生した。
 
 ◇大西魁斗(おおにし・かいと)1998年(平10)10月13日生まれ、愛知県出身の23歳。9歳で渡米し、13歳からIMGアカデミーで腕を磨いた。南カリフォルニア大ではビジネス学を学び17、19、20年と全米アマに出場。21年5月にプロ転向。今季は下部ツアー賞金ランク13位の資格で出場。父・泰斗さんはNHK「ラジオ英会話」の講師も務める。1メートル77、74キロ。

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2022年9月4日のニュース