西村優菜1打差逃げ切りで通算6勝目「いつもと違う勝ち方で自信に」通算18アンダーは大会コース記録

[ 2022年7月10日 15:16 ]

女子ゴルフツアー ニッポンハム・レディース最終日 ( 2022年7月10日    北海道 桂GC=6763ヤード、パー72 )

<ニッポンハムレディースクラシック最終日>優勝を果たし笑顔を見せる西村(撮影・会津 智海)
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 3打差単独首位から出た西村優菜(21=スターツ)が4バーディー、2ボギーの70で回り、大会コース記録となる通算18アンダーで逃げ切り優勝を飾った。6月のニチレイ・レディース以来の今季2勝目、ツアー通算6勝目。1打差の2位には野沢真央(25=愛知製鋼)が続いた。

 単独首位で迎えた最終18番パー4。西村は第2打をグリーン右バンカーに入れた。同組で回った2位の野沢とはわずか1打差。だが、このピンチにも動じない。第3打をピンそば約50センチに寄せる渾身(こんしん)の一打。ウイニングパットを沈めると、満面の笑みで両手を突き上げた。

 「後半は凄く難しいラウンドになったけど、最後まで諦めないで良かったです。今日の勝ち方はいつもと違う勝ち方で、自信になりました」

 初出場した昨年大会では、単独首位で決勝を迎えるも5位に終わった。「去年のリベンジで頑張ろう」と、雪辱を期した舞台でもあった。3打差単独首位から出た最終日。10番までに順調に2つスコアを伸ばしたが、後半12、13番と2連続ボギーで一時は並ばれた。それでも、続く14番から今度は連続バーディーを奪取。ふたたび単独首位に立ち、最終的にはわずか1打差で逃げ切った。

 今後は渡欧し、エビアン選手権(7月21日開幕、フランス)とAIG全英女子オープン(8月4日開幕、英国)に出場する。「海外から日本にいいニュースをお届けできるよう、また強くなって戻ってこられるようにしたい」と西村。メジャー2試合に向けても、弾みをつける勝利となった。

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2022年7月10日のニュース