ラグビー日本代表・藤井ディレクター 今夏の収穫は若き司令塔2人「計算できる選手になっていく」

[ 2022年7月10日 10:15 ]

オンライン会見で今夏を総括した藤井ディレクター
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 ラグビー日本代表は9日のフランス戦をもって、リポビタンDチャレンジカップ2022として行った今夏のテストマッチ全4試合を終えた。10日には代表の強化を担当する藤井雄一郎ナショナルチームディレクター(53)がオンラインで会見し、来年のW杯フランス大会に向けた収穫などを総括。今後は休養を経て9月上旬から再始動する。

 成果として挙げたのは、司令塔となるSOの底上げだった。今夏のテストマッチ前まで通算3キャップだった山沢拓也(27=埼玉)が先発1試合、ノンキャップだった李承信(21=神戸)は先発2試合を経験。藤井ディレクターは「SOに厚みができたのは収穫。若い選手が頑張ってくれて、満足のいくシリーズだった」と手応えを口にした。

 19年W杯メンバーの松田力也(28=埼玉)がケガで不在の中、し烈な司令塔争いが繰り広げられた。ファンタジスタの山沢は強みとするトリッキーなキックパスや幅広いプレー選択だけでなく、堅実性を持ち合わせている対応力を見せつけ、フランス2連戦で先発した李承信は強豪にも通用する決定力をアピール。藤井ディレクターは「山沢、李承信も計算できる選手になっていくんじゃないかと思う」と期待を込めた。

 ▽日本代表のリポビタンDチャレンジカップ2022成績※ウルグアイ第1戦は代表予備軍のNDSでチームを編成。()内は前半のスコア。
6月18日 ※日本34―15(15―3)ウルグアイ
6月25日 日本43―7(19―0)ウルグアイ
7月2日 日本23―42(13―13)フランス
7月9日 日本15―20(15―7)フランス

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2022年7月10日のニュース