十両2場所目・栃丸が白星発進　敗れた魁聖は力が抜け…首を負傷か？

大相撲名古屋場所初日 （ 2022年7月10日    愛知・ドルフィンズアリーナ ）

＜大相撲名古屋場所・初日＞栃丸（右）に敗れ苦悶の表情の魁聖（撮影・亀井　直樹）
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　十両2場所目の栃丸（29＝春日野部屋）が三役経験者の魁聖（35＝大島部屋）を送り出しで破って白星発進とした。

　魁聖の圧力をまともに受けて押し込まれたが「押し返そうと思ったら一発タイミング良く入ってしまった」と強烈な右の張り手が命中。魁聖は首に電気が走ったのか、体に力が入らなくなって土俵を割った。勝った栃丸は、勝負がついてすぐ心配そうに魁聖に手を差し伸べた。「今日はあまり自分の相撲取れてなかった」と内容にも満足していなかった。

　先場所は新十両で勝ち越し。場所後はいつも通り「部屋で関取衆の胸を借りてしっかり稽古できた」という。「先場所のように自分の相撲を取りきるということだけを考えます」。勝ち星などの目標は決めず、今場所も目の前の一番に集中していく。