【陸上】3種目挑戦の田中希実「士気高める」世界選手権へ“縁起カステラ”持参

[ 2022年7月10日 15:54 ]

世界選手権に向け、成田空港に集合した日本代表の田中希実
Photo By スポニチ

 15日に開幕する陸上世界選手権(米オレゴン州)に出場する日本代表の本隊が10日、成田空港に集合した。女子800、1500、5000メールと異例の個人3種目に挑戦する東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(豊田自動織機)は「不安も大きくて、思った以上に良くなるかダメになるかどう転ぶか分からない怖さがある」と明かしつつも「後ろを向かずに向かっていきたい。1個1個の種目で先のステージに進めるように」と意気込んだ。

 北海道でホクレンディスタンスに出場し、前日には兵庫選手権で1500メートルにオープン参加で出場。慌ただしく現地に向かうが、田中は「(東京五輪の)昨年も北海道から東京に入ったので、その時に北海道の空港でカステラを買ったので同じカステラを買いました」と明かした。

 その縁起物は「北海道牛乳カステラ」で、今回はハーフサイズを3つ現地に持参。各種目の終了後に食べるという。「昨年のことも思い出しながら、おいしいなと和むのと、士気を高める部分で食べられたら」と笑顔で話した。食事を制限する選手もいるなかで「私の場合は食べたいなと思ったら躊躇(ちゅうちょ)せず、コンビニで目についたものを食べるタイプ」と説明していた。

続きを表示

2022年7月10日のニュース