竹山 代表昇格へトライ!W杯メンバーへ「チャレンジしていく」ラグビー・チャリティーマッチ

[ 2022年6月12日 05:30 ]

ラグビー・チャリティーマッチ   エマージングブロッサムズ31-12トンガサムライフィフティーン ( 2022年6月11日    秩父宮 )

<エマージングブロッサムズ・トンガサムライフィフティーン>後半、トンガ・レメキ(左)のタックルを受けながらも突破をはかる日本・竹山(撮影・村上 大輔)
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 今年1月に大規模噴火と津波に見舞われたトンガの復興支援を目的としたラグビーのチャリティーマッチは11日、秩父宮で行われた。日本代表予備軍の「エマージングブロッサムズ」が、リーグワンでプレーするトンガ出身選手を中心に編成された「トンガサムライフィフティーン」に31―12で勝利。代表昇格を狙う25歳のWTB竹山晃暉(埼玉)がトライを奪い、アピールに成功した。

 桜のジャージーに一歩近づいた。竹山は、今夏に予備軍が与えられた2試合という少ないチャンスのうち、きっちり1試合目で存在感を発揮し「うれしい。意味のある試合になった」と実感を込めた。

 持ち味の鋭い嗅覚を発揮した。17―7の後半3分、敵陣ゴール手前中央から右へ展開された味方パスに反応。相手ディフェンスの空いたスペースを見逃さず、無人となったタッチライン際でパスを受け、そのままゴール右隅へ。今季リーグワンでも目立った決定力に「トライチャンスをものにできたことは良かった」とうなずいた。

 予備軍の位置づけは代表の2軍。来秋のW杯フランス大会でメンバー入りするためには昇格が必要で、まずはウルグアイ代表とのテストマッチ第1戦(18日、秩父宮)でアピールが求められる。「まだまだ成長段階。引き続きチャレンジしていきたい」。エマージングブロッサムズ(EMERGING BLOSSOMS=発展段階の花)を少しずつ満開にさせていく。

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2022年6月12日のニュース