安美錦 引退相撲で4歳長男と土俵入り「本当に幸せな相撲人生」

[ 2022年5月30日 05:30 ]

元安美錦引退・安治川襲名披露大相撲 長男の丈太郎くん(右)と最後の土俵入りを披露する元安美錦の安治川親方(代表撮影)
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 19年名古屋場所中に引退し、年寄「安治川」を襲名した元関脇・安美錦(43、本名・杉野森竜児、伊勢ケ浜部屋)の引退相撲が29日、東京・両国国技館で行われ、落語家の笑福亭鶴瓶、柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏氏ら約350人がはさみを入れた。

 この日は、長男の丈太郎ちゃん(4)とおそろいの化粧まわしを着けて土俵入り。「いろんな感情が湧き上がってきて、やって良かった。率直にうれしく思います」と振り返った。断髪式では現役時代に対戦した先輩親方らのねぎらいに目頭を熱くし、夏場所優勝した弟弟子の横綱・照ノ富士とは握手。「私の相撲人生は、好きになった相撲を好きなだけやれた。本当に幸せでした。強いだけでなく、魅力ある力士を育てていきたいと思います」とあいさつした。

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2022年5月30日のニュース