リーグワン東海林専務理事が今季総括「レビューして改善していく」 来秋カップ戦開催の意向を明かす

[ 2022年5月30日 23:36 ]

 29日に創設1年目のシーズンを終えたラグビーリーグワンの年間表彰式が30日、東京都内で行われた。東海林一専務理事は表彰式後に取材対応。新リーグ最初のシーズンを総括した。

 埼玉(旧パナソニック)の優勝で幕を閉じた今季。「チーム主体でファンと一体となった演出など、途上ではあるがトップリーグから進化を見せられた」と一定の評価を述べた。ただ、新型コロナウイルス陽性者が出た影響により、開幕戦をはじめ、各節で中止が相次いだことには「コロナ対応のオペレーション能力を高める必要があった」と語った。

 その他、課題として「チケッティング」「リーグワンという存在の浸透」「収益力向上」などを挙げた。また、各チームのホームゲームについても言及。「一定のホストスタジアムを持って継続的な改善が行えているチームと、場所を得ていることにとどまっているチームがあるので、改善していく必要がある」とした。

 また、収益機会、若手選手の出場機会を増やすために試合数増加も求められる。「カップ戦は必要。チームからも、そのような声を得ているし、リーグも強く認識している。よって、来年は秋にカップ戦、もしくはそれに準ずるかたちでゲームをやる方針で定めている」と明かした。

 昨季までのトップリーグを刷新し、今年1月からスタートしたリーグワン。コンセプトは「まだ世界にないリーグをつくろう」。来季に向けて「一つ一つレビューして改善していく」と話した。

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2022年5月30日のニュース