東京SG・中村亮が首の手術へ 今夏の日本代表活動は辞退「100%の状態をつくる」

[ 2022年5月30日 17:46 ]

リーグワン1部プレーオフ決勝 SG東京対埼玉 表彰式で悔し涙を流すSG東京CTB中村亮土(左)
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 ラグビーの19年W杯日本代表でリーグワン・東京SG(旧サントリー)主将のCTB中村亮土(30)が30日、6月にもヘルニアの手術を受けることを明かした。東京都内で開催されたリーグワンの年間表彰式に出席。今夏の日本代表活動はコンディション不良のために辞退することがすでに発表されていたが、「手術することになっている。首のヘルニアの治療です」と自ら説明した。

 中村亮によれば19年W杯前から徐々に「腕に力が入らなったり、体が動かない状態になる」などの症状が出るようになったというが、だましだましプレーを継続。今季は3月27日の横浜戦後に症状が悪化。「痛みが出ると2、3週間は動けない」といい、実際直後の2節は欠場していた。

 来年にはW杯が控えることから、リーグワンのシーズンが終了したこのタイミングでの手術を決断。18年春には腰のヘルニアの手術を受けているジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも理解を示したという。15年W杯前には同じ箇所の手術を受けている堀江翔太(埼玉)からも「首はちゃんとやっとかなあかんから、ちゃんとリハビリをした方がええで」と助言を受けた。

 中村亮は「自分の100%の状態をつくるいい機会。首だけでなく、ちょっとしたところも治すいい時間」と前向きに捉えた。リハビリには約3カ月を要す見通しで、来季開幕からの復帰を目指す。

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2022年5月30日のニュース