埼玉CTBディラン・ライリー、トライ決めても冷静保つ理由語る 「根底にある」考えとは

[ 2022年5月30日 23:03 ]

<リーグワン2022アワード>笑顔で写真に納まる(左から)ディーンズ監督、坂手、コロインベテ、堀江、ライリー、稲垣、クルーズらワイルドナイツの選手ら (撮影・白鳥 佳樹)
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 29日に創設1年目のシーズンを終えたラグビーリーグワンの年間表彰式が30日、東京都内で行われた。ベストフィフティーンには初代王者となった埼玉(旧パナソニック)からリーグ最多の5人が選出された。プレーオフ(PO)決勝でもトライを決めたCTBディラン・ライリー(25)は「この賞をいただけて光栄。皆さんのサポートに感謝したい」と壇上で喜びを口にした。

 この日もクールだった。ベストフィフティーンに加え、レギュラーシーズン11トライで最多トライゲッターも獲得したライリー。東京SG(旧サントリー)とのPO決勝では13―12の後半22分にトライを奪った。

 試合でトライを決めても、冷静な表情を保ち、感情を大きく表現することは少ない。その理由について「チームメートのハードワークがなければ、私のところへボールは回ってこないし、トライを取ることはできない。トライを取ることができるのはチームのおかげという考えが根底にあるので(トライを決めても)クールになる」と明かした。

 日本代表候補にも選出されており、来年のW杯フランス大会での活躍も期待される。ライリーは「継続して成長していきたい」と静かに闘志を燃やしていた。

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2022年5月30日のニュース