東京SG・マッケンジーは秋の代表戦で再来日を約束「戻ってきたい」 ラグビーリーグワン決勝

[ 2022年5月29日 22:28 ]

ラグビーリーグワン プレーオフ決勝   東京SG12―18埼玉 ( 2022年5月29日    東京・国立競技場 )

<埼玉・東京SG>後半26分、PGを決める東京SG・マッケンジー(撮影・吉田 剛)
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 レギュラーシーズン1位の東京SG(旧サントリー)は昨季決勝でも対戦した埼玉(旧パナソニック)に敗れ、2季連続でタイトルにあと一歩届かず。ミルトン・ヘイグ監督は「非常に残念な結果。2度目のファイナルで対戦相手も同じ。結果を出せなかったので責任を痛感している」と自分自身を責めた。

 昨季決勝は5点差の敗戦。今季レギュラーシーズンの対戦でも逆転負けを喫した相手にリベンジを期したが、前半からボール支配率とエリア争奪戦で劣勢を強いられ、自慢のアタックを発揮できなかった。後半はFBダミアン・マッケンジーが次々とPGを決め、2度1点差に迫ったが、ついに追いつけず。後半残り1分でターンオーバーに成功し、最後の攻撃に懸けたが、ペナルティーで勝負は決した。

 試合後、人目をはばからず涙したCTB中村亮土主将は「敵陣でのアタック機会が少なかった。(前半のキック合戦では)意思統一してできたが、相手がなかなかミスをしてくれなかった」と埼玉の底力に舌を巻いた。SH流大も「彼ら(埼玉)はいつも通りだったと思う。強かった」と淡々とした表情で振り返った。

 昨季のボーデン・バレットに代わり、今季はマッケンジーが加入。現役オールブラックスは今季得点王の実力を決勝でも発揮し、全4PGに成功。前半終了間際にはトライに迫ったが、インゴール寸前でノックオンを誘われた。1年契約の“ほほ笑みの貴公子”は最終戦で涙をのんだが、「秋に日本代表と(日本で)対戦するプランがあると聞いている。代表として(日本に)戻ってきたい」と約束した。

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2022年5月29日のニュース