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【玉ノ井親方 視点】しのいで勝つうちに戻った照ノ富士の力強さ 優勝争いで硬くなった隆の勝

[ 2022年5月23日 05:30 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2022年5月22日    両国国技館 )

寄り切りで御嶽海を破る照ノ富士(左)(撮影・西海健太郎)
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 終わってみればやはり照ノ富士だった。中日までは両膝に不安を抱える自分の体と取り口がうまくかみ合っていない感じだったが、苦しい一番をしのいで勝っているうちに力強さが戻ってきた。横綱の強みは、自分の形に持ち込めなくても、懐の深さで相手を引っ張り込んだり、抱え込んで取れるところ。終盤で内容が一番安定していたのは横綱だった。

 一方、隆の勝は優勝争いの重圧で硬くなっていたようだ。佐田の海戦は仕切り前に気合を入れるように顔を何度も叩いていたが、普段はそんなに叩かない。緊張していた証拠だろう。立ち合いの動きも良い時の鋭さがなかった。

 今場所は2大関が負け越し。御嶽海はケガの影響かもしれないが、正代は自分の相撲を見失った感じで心配だ。若隆景は9勝6敗で来場所の大関獲りに望みをつないだ。苦しんだ今場所の経験を次に生かしてほしい。(元大関・栃東)

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