風賢央が序ノ口V 4人トーナメント制す 本割で敗れた山藤にリベンジ

[ 2022年5月22日 16:41 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2022年5月22日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所千秋楽>序ノ口の優勝戦で丹治を破る風賢央(上)(撮影・西海健太郎)
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 序ノ口の優勝決定戦が行われ、今場所デビューの風賢央(22=押尾川部屋)が優勝を決めた。元関脇・豪風が興した押尾川部屋から初めての各段優勝。「とりあえず優勝できてホッとしています」と安どの表情を見せた。

 6勝1敗で並んだ風賢央、山藤(18=出羽海部屋)、有瀬(22=時津風部屋)、丹治(15=荒汐部屋)の4人でトーナメントによって争われた。

 1回戦、風賢央は立ち合いから突き放して丹治を圧倒した。山藤は立ち合いから潜って足取りで有瀬を破った。決勝は、13日目に顔が合った風賢央VS山藤の再戦に。本割では足取りで敗れていた風賢央が、立ち合いから相手をよく見て潜らせずうまくさばいた。「突っ込みすぎないように相手を見ていけば、潜ってくることだけ意識すれば勝てると思って」と同じ失敗は繰り返さずリベンジを果たした。

 同学年の神崎、羽出山、嘉陽は三段目付け出しで入門。現時点で番付の差があるので「早く追いつけるように確実に番付を上げていきたい。時間との勝負」と1場所でも早く出世することを誓った。

 ◇風賢央(かぜけんおう)本名・住木厳太(すみき・げんた)。1999年6月4日生まれ、愛媛県西予市出身の22歳。小学校3年生の時に相撲を始め、愛媛・野村高3年時に国体準優勝。中大2年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位。全日本選手権16強。4年時に全国学生選抜16強。1メートル83、147キロ。

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