大西 首位キープ 強い雨もプラスに捉え「トップで3日目を迎えるのはうれしい」

[ 2022年5月14日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダイヤモンド・カップ第2日 ( 2022年5月13日    茨城県 大洗GC=7163ヤード、パー70 )

7番、ティーショットを放つ大西(撮影・西尾 大助)
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 プロ2年目、大西魁斗(23=ZOZO)が強い雨の中、前半のインで4バーディーを奪い3アンダーの67、通算8アンダーでツアー初優勝へ首位をキープした。2打差の2位には昨年優勝の星野陸也(26=興和)や2試合連続優勝を狙う稲森佑貴(27=国際スポーツ振興協会)ら3人が並んでいる。

 9歳の時に英語とゴルフの勉強のため渡米し、南カリフォルニア大時代はメジャー2勝のコリン・モリカワらとしのぎを削り「オールアメリカン」に選出された。大西のゴルフは米国育ち。プレーはスピーディーでミスショットをしても悔やむそぶりもなく淡々と次のプレーに向かう。

 早朝から強い雨の中のプレーも「雨はみんな同じ。グリーンが止まるので打ちやすい面も」と苦にせず、10番4メートル、11番5メートルを沈めて連続バーディーのスタート。初めてのピンチは5番パー4、右の林に入れて3打目はグリーン手前も何とかボギーに抑えた。最終9番では3パットもあったが、首位を守り「スコア的には良かった。トップで3日目を迎えるのはうれしい」と喜ぶ。

 大学卒業を機に帰国してプロ転向。都内の実家で生活するが「食事や洗濯、家族のサポートがあるので快適です」と笑う。今季は昨年の下部ツアー賞金15位の資格、主催者推薦での出場と限られるが、ISPSハンダ欧州・日本トーナメントで4位と早くも結果を残した。「ここまで来られてうれしい。目標は優勝。早く米国へ戻りたい」と米ツアーへの凱旋を夢見ている。

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