十両・栃丸5勝目 「引っ張り上げてくれる」兄弟子・碧山の好調に続く

[ 2022年5月14日 16:46 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2022年5月14日    東京・両国国技館 )

<夏場所7日目>朝乃若(右)を突き出しで下す栃丸(撮影・久冨木 修)       
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 新十両・栃丸(29=春日野部屋)が朝乃若(26=高砂部屋)を突き出しで破って5勝目を挙げた。もろ手突きで先手を取ってからいなして崩すと回転の良い突っ張りで相手に反撃の隙を与えなかった。「相手の動きをしっかり見ることができた」と、得意とする軽量力士を相手に持ち味を発揮した。

 幕下時代は長らく幕内・碧山(35=春日野部屋)の付け人を務めた。十両昇進のチャンスを逃すたびに「力はあるから、腐らずにまた一から頑張ればいい」と励まされてきた。心の支えにもなっていた兄弟子は、7日目に初黒星を喫したものの初日から6連勝と好調だった。「引っ張り上げてくれる存在」である碧山に引っ張られるように、29歳の新十両も勝ち星を積み重ねていく。

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2022年5月14日のニュース