初場所で序二段優勝の朝阪神 地元での“開幕戦”は…大相撲春場所2日目

[ 2022年3月14日 13:28 ]

大相撲春場所2日目 ( 2022年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所2日目>荒雄山に上手投げで敗れる朝阪神(左)=撮影・後藤 正志
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 阪神、開幕ダッシュならず――。大ファンのプロ野球・阪神をしこ名にする西三段目30枚目の朝阪神(21=高砂部屋)が一番相撲で東31枚目の荒雄山(21=阿武松部屋)に敗れ、黒星スタートとなった。立ち合いすぐに左を差し、足を止めずに前へ出たものの、攻め込んだ土俵際で相手の右からの投げに屈した。軍配は相手にあがり、物言いはつかなかった。「ちょっと(落ちるのが)早かったですかね。本当は当たって一気に持っていきたかった。差しちゃったし、ダメですね。前に出たのはよかったけど」と反省する。

 1月の初場所は西序二段27枚目で7戦全勝とし、16年春場所初土俵から初めて各段優勝を経験した。大阪出身で、地元の春場所に自己最高位で臨んでいる。「(優勝で)“おめでとう”と祝福の声が多かった。でも運もあったので、過信せず自分の相撲を取っていきたい。早く1勝したい。地元で全敗は嫌ですから」と二番相撲から巻き返しを期す。

 時間があれば阪神のオープン戦をチェック。13日の巨人戦で2安打したドラフト4位ルーキー・前川右京外野手(18=智弁学園)について「4打数2安打は凄い。頑張ってほしい」とエール。若虎の活躍が刺激になるかと問われ「全然、レベルは違いますけど、頑張りたい」と謙そんしながら奮起を誓った。

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2022年3月14日のニュース