美帆、五輪シーズン最終戦V 女子1000メートル、五輪金タイムに0秒09差

[ 2022年3月14日 05:30 ]

スピードスケートW杯最終戦最終日 ( 2022年3月13日    オランダ・ヘーレンフェイン )

五輪シーズン最終戦となった1000メートルで優勝した高木美帆(AP)
Photo By AP

 女子1000メートルは北京五輪金メダルの高木美帆(27=日体大職)が1分13秒28で優勝し、五輪シーズンの最終レースを締めくくった。女子500メートルで小平奈緒(35=相沢病院)は37秒70で5位となり、種目別総合は2位。男子500メートルは新浜立也(25=高崎健康福祉大職)が34秒48で優勝し、北京五輪銅メダルの森重航(21=専大)は34秒63で3位に入った。

 今季最終レースで高木美が強さを示した。北京五輪で金メダルを手にした1000メートル。最初の200メートルを全体2位の17秒79で通過すると、残り2周も伸びのある滑りを見せた。2位のボウ(米国)に0秒79差をつける快勝。五輪記録の金メダルタイムに0秒09差に迫る好記録だった。

 2月の北京五輪は13日で7レースを滑り、金1、銀3の4個のメダルを獲得。約2週間後の今月初旬の世界選手権は、2日間で4レースをこなし、オールラウンド部門で2位に入った。今大会は2週連続の試合だったが「五輪後に抱えていた疲労は少しずつ抜けてきた」と12日の1500メートル、この日の1000メートルで連勝。過酷な日程を乗り越え、タフネスぶりを発揮した。

続きを表示

2022年3月14日のニュース