鈴木猛史、特別な「3・13」途中棄権に涙 ゴール直前で転倒「悔しい」

[ 2022年3月14日 05:30 ]

北京冬季パラリンピック最終日 アルペンスキー ( 2022年3月13日    家アルペンセンター )

男子回転座位2回目で途中棄権した鈴木猛史
Photo By 共同

 アルペンスキー男子回転(座位)で、14年ソチ金メダリストの鈴木猛史(33=KYB)が惜しくもメダルを逃した。1本目で4位につけ、2本目で中盤までは表彰台圏内を捉えていたが、ゴール直前で転倒し途中棄権。「悔しい。4年間支えてくれた方々に(結果で)応えることができなかった」と涙を浮かべた。

 13日は、鈴木が小学校2年の時に両太腿を切断することになった交通事故の日。大会最終日のレースと重なったことに「意識はしてなかったけど、何か(奇跡に)ちょっと期待していた」という。これで2大会連続メダルなしに終わったが「正直このまま終わりたくない。メダルを獲って終わりたい」と4年後に視線を向けた。

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