渋野日向子、米初戦「悔しい」60位 昨年第1日と同じ76に「去年の今ごろと変わってない」

[ 2022年3月4日 02:30 ]

米女子ゴルフツアーHSBC女子世界選手権第1日 ( 2022年3月3日    シンガポール セントーサGC=6749ヤード、パー72 )

渋野(AP)
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 今季から米女子ツアーに本格参戦し、自身初戦の渋野日向子(23=サントリー)は4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの76で60位と出遅れた。67をマークしたパティ・タバタナキット(22=タイ)が単独首位。笹生優花(20=ICTSI)と上田桃子(35=ZOZO)がともに71で回り、日本勢最上位の29位となった。

 米ツアーメンバーとして最初のラウンドを終えた渋野の足取りは重かった。69選手中67位に終わった昨年大会と同じ第1日のスコア76。「去年の今ごろと変わっていないなと思ってしまう内容だった。グリーン周りやパターでかなり苦戦して、凄く悔しかった」と険しい表情で言った。

 1番で1・5メートルのパーパットを外してボギーが先行。ショットでチャンスをつくり4、5番で連続バーディーを奪ったが、6番では3オン3パットのダブルボギーを叩いた。後半も2度の3パットと苦戦。芝目が強く、起伏の激しいグリーンに対応できず計33パットを要した。「昨年も短いパットに悩まされたが、今年も克服できていない」と、反省が口をつく。

 昨年12月の最終予選会を20位で突破し、「念願」と表現する米ツアー本格参戦を果たした23歳。「パットを何とかしたい。決めたことをしっかりやり通すゴルフをしたい」と前を向いた。今大会には予選落ちはない。残り3日間54ホール、巻き返すチャンスはある。

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