モーグル女子予選5位の川村あんり「ちょっとプランにないランになった」 第1エアでミスも立て直した

[ 2022年2月3日 20:10 ]

予選5位で決勝に進出した川村あんり(AP)
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 北京五輪は3日、あす4日の開会式を前に雲頂スノーパークでフリースタイルスキー・モーグル女子の予選1回目が行われた。日本勢の個人競技として先陣を切った金メダル候補の川村あんり(17=東京・日体大桜華高)が安定した滑りで5位、星野純子(リステル)が6位で予選1回目の上位10人に入り、6日の決勝に進出した。住吉輝紗良(日大)は68・14点、冨高日向子(多摩大)は65・08点で予選2回目へと回った。

 安定した滑りで76・36点の5位だった川村は「本当だったら、第1エアでバッググラブをして第2エアをバックフリップって予定だったんですけど、第1エアでバックフリップをミスしてしまったので、急きょ第2エアでコーク720をして、ちょっとプランにないランにはなってしまった」と当初の予定とは違う滑りになったことを明かした。

 それでも「それなりにまとめて降りてこられたのでよかったかなと思います」と安ど。6日の決勝に向けて「今回、まだ直さなくちゃいけない部分がたくさんあったので、そこをしっかり直していきたい。エアの完成度をもうちょっと上げることと、それをしっかり本番のランでできるようにする」と意気込みを語った。

 川村に次ぐ75・38点の6位で予選を通過した星野は「ミドルセクションで板と膝がバラけてしまって、点数がどうかなと思った。スコアが思ったより出てたので一安心。前回(五輪に)出てから8年ぶりなんですけど、前回のオリンピックは緊張してしまって、何にも記憶がなくて。今回はしっかり記憶に残る自分の中でちゃんと気持ちをコントロールしたい。1本目はすごくいい気持ちで臨むことができた」と手応えを感じていた。

 68・14点の15位で予選2回目に回る住吉は「コースはすごい難しかった。4年前から出れないのが辛くて、やっと(五輪の舞台に)立ててよかった。今はダメでも、予選2があるのでそこで今日の反省(を生かす)。よく滑っていきたい」と前を向いた。65・08点で18位だった冨高は「少し緊張して思うような滑りは出なかったのが悔しい。2回目はもっと攻めて滑りたい」と巻き返しを誓った。

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2022年2月3日のニュース