スマイルジャパン 北京五輪先陣切って白星発進!過去2大会初戦で敗戦スウェーデンを下す

[ 2022年2月3日 19:49 ]

北京五輪女子アイスホッケー1次リーグB組   日本3―1スウェーデン ( 2022年2月3日    北京 )

<北京五輪 アイスホッケー女子1次リーグ 日本・スウェーデン>第1ピリオド、小池(左から2人目)の得点に喜ぶ久保(右から2人目)(撮影・小海途 良幹)
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 3大会連続出場となるアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」が3日、4日の北京五輪開会式を前に日本選手団の先陣を切って登場。1次リーグB組初戦でスウェーデンに3―1と快勝。史上初の決勝トーナメント進出へ向け、4回目の出場で初となる白星発進を飾った。

 世界ランク6位の日本は、同ランク9位のスウェーデンと3大会連続初戦で激突。過去2大会とも敗れた(14年ソチ五輪●0―1、18年平昌五輪●1―2)“因縁”の相手から第1ピリオドに先制。最年長39歳のFW久保英恵からのパスをゴール前で受けたDF小池詩織が、相手GKの左肩口を抜ける鮮やかなシュートを決めた。

 しかし第2ピリオド開始早々に失点。スウェーデンの勢いに押され始めたが何とか盛り返し、FW床秦留可がゴール前でシュートを放つが惜しくもポストに弾かれゴールならず。1―1のまま第2ピリオドを終えた。

 それでも第3ピリオドに待望の勝ち越し点。同4分、素早いカウンターからFW浮田留衣が狙いすましたシュートを決め、勝ち越しに成功。終盤には追加点も決め“3度目の正直”でスウェーデンを撃破。4度目の五輪で初の白星発進を飾った。

 同組では中国に3―1で勝利したチェコと並んで勝ち点3を獲得。5日第2戦では同ランク11位のデンマーク、第3戦は同ランク20位の中国(6日)、第4戦は同ランク7位のチェコ(8日)と対戦する。

 五輪女子アイスホッケーは今大会から出場チームが8から10へと増加。1次リーグは世界ランク上位のA組と下位のB組に5カ国ずつ分かれ、A組は全5チーム、B組は上位3チームが決勝トーナメントに進出(B組下位2チームのみが1次リーグ敗退)となる。

 <過去3大会は全て決勝トーナメントに進めず>日本は過去3大会全て1次リーグ敗退。初出場の1988年長野五輪、2014年ソチ五輪は1勝も出来ず。前回2018年平昌五輪では南北合同チームから歴史的初勝利を飾るも、1次リーグ突破とはならなかった。

 【過去2大会の初戦スウェーデン戦】
 ☆ソチ五輪 日本は98年長野五輪以来16年ぶり2度目の出場。第1ピリオドに先制されて追う展開となり、最後はGKを下げて6人攻撃を仕掛けるも、ゴールは遠く無得点。0―1で敗れて五輪初勝利を逃した。

 ☆平昌五輪 開始早々に先制されながら、FW浮田のゴールで一度は同点に。だが、第3ピリオドに追加点を奪われ1―2で敗れた。その後、5~8位の順位決定戦で再戦し、その試合は延長戦の末に2―1で勝利した。

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2022年2月3日のニュース