モーグル男子金候補の堀島行真 1回目で予選突破できず 5日の予選2回目へ

[ 2022年2月3日 21:20 ]

予選1回目は16位で予選2回目へと回った堀島(AP)
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 北京五輪は3日、あす4日の開会式を前に雲頂スノーパークでフリースタイルスキー・モーグル男子の予選1回目が行われた。金メダル候補の堀島行真(24=トヨタ自動車)が、まさかの予選1回目で上位10人に入れず、5日の予選2回目へと回った。

 メダル候補とされながら11位に終わった平昌五輪から4年。今季の堀島はW杯で非五輪種目のデュアルモーグル2戦を含む全9戦で表彰台に上り、うち3勝。押しも押されもせぬ金メダル候補として挑んだ堀島だったが、第1エアでフルツイストを決めたが、第2エアのコーク720で着地でバランスを崩した。タイムは25秒38でスピード14・53点、ターン46・2点、エア13・67点の計74・40点で上位10人入ることができず、5日の予選2回目へと回った。

 ◇堀島 行真(ほりしま・いくま)1977年(平9)12月11日生まれ、岐阜県池田町出身。両親の影響で1歳からスキーを始め、岐阜第一高から中京大に進学。13年2月の猪苗代大会でW杯デビューし、15年12月のデュアルモーグルでは、初の表彰台となる3位。17年3月の世界選手権ではモーグル、デュアルの2冠を達成し、日本男子初となる世界王者に輝いた。18年の平昌五輪では11位だった。1メートル70、66キロ。

 ▽モーグル ノルウェー語で「雪のコブ」を意味する。その名の通り、数多くのコブが配置された急斜面をスピードに乗って滑り降りるフリースタイルスキーの種目。100点満点の採点競技で、コブに沿って滑るターンの比重が60%と最も高く、勝負の鍵となる。2カ所のジャンプ台で繰り出す空中技「エア」も見せ場で比重は20%。残り20%をタイムが占める。

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2022年2月3日のニュース