宇野昌磨 ランビエルコーチのコロナ陽性に「不安はないけど、どうなるのかなと」

[ 2022年2月3日 11:22 ]

<北京五輪 フィギュア練習>氷の上で大の字になる宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪フィギュアスケートの公式練習が3日、会場の首都体育館で行われた。宇野昌磨は現地入り後初めて本番のリンクでの練習を実施。日本時間午前9時20分から35分間、調整した。

 氷の感触を確かめるように、まずはリンクを周回。曲かけではショートプログラム(SP)の「オーボエ協奏曲」を流し、振付などを確認した。その後は4回転サルコーや4回転ループ、4回転フリップなどで着氷した。

 師事するステファン・ランビエル氏が自身のインスタグラムを更新し、出国前の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを明かした。練習後の取材対応では、その質問に応じた。

 「(聞いたのは)3日前くらいですかね。五輪に限らず、選手も1つの大会に向けて最善を尽くして努力して、より良い演技をしようとしているけど、コーチも一緒だと思う。選手が大会に懸ける思い、コーチが大会に懸ける思い、決してどっちが優劣があるとかじゃないと思う。選手が試合に出られないくらい、本人が悔しい気持ちがあると思う。一刻も早く陰性の、どうにか乗り越えて無事に来られることを願っています」

 現状ではコーチ不在。心境を問われると、淡々と答えた。

 「不安はないけど、練習からほとんど1人で練習していて。不安とは違うけど、どうなるのかなと単純な疑問。試合=ステファンとなっているので、自分の中で試合という感触に切り替わるのが遅いんじゃないかっていうのだったり。どうなるか分からない。練習通りが逆にできていいかもしれないけど、なってみないと分からない。ただ、この大会はほかの大会と違って長期間でもあるので、その時に感じたことをまた喋っていきたい」

 男子は8日にSP、10日にフリーが行われる。

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