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駒大・鈴木 田沢との二枚看板、連覇へケガから完全復活

[ 2021年12月31日 06:10 ]

箱根のキーマン(6)

駒大・鈴木芽吹
Photo By スポニチ

 駒大の連覇に不可欠な選手がようやく戻って来た。5月の日本選手権1万メートルで3位入賞を果たし活躍が期待されながら、右大腿骨疲労骨折で駅伝2大会を欠場した鈴木芽吹(2年)だ。大エース田沢廉主将(3年)との二枚看板として重責を背負う2年生は「(離脱で)チームに迷惑をかけてしまった。走りで恩返ししたい」と闘志を燃やしている。

 今月10日の16人のエントリーに間に合った。出雲、全日本と連続欠場してきたが「駅伝に出られなかった悔しさを晴らす積極的な走りをしたい。田沢さん以外の選手には負けてはいけないと思っている」と巻き返しに力を込めた。

 「今年は合宿をやり過ぎちゃったな、というのがある」。田沢に追いつけ追い越せという負けん気の強さが裏目に出た。「チームで一番走った」という夏合宿では30キロ走を7、8回ほど実施。春先のトラックレースの疲労も重なり、9月に脚が悲鳴を上げた。

 苦い経験をきっかけに、高校時代も3度疲労骨折した「故障グセ」を分析。骨密度を測定した結果、数値が低いことが分かった。「カルシウムを取るだけではなく、吸収を助けるビタミンDも一緒に取るようにした」と食生活の改善にも着手。大八木弘明監督からも「何でも練習メニューをやれば良いわけじゃない」と指摘されたといい「自分で考えないといけない」とコンディション重視へと考えをシフトした。

 全日本大学駅伝後にケガは完治。大一番に向けて急ピッチで仕上げている。29日の区間エントリーは補欠登録だが、当日変更で出走は確実だ。「夏の練習はチャラかもしれないが、やったことで自信が付いた。どの区間でも自分の走りをしたい」と意気込んでいる。=終わり=

 ◇鈴木 芽吹(すずき・めぶき)2001年(平13)6月3日生まれ、静岡県熱海市出身の20歳。中学時代は陸上部がなかったためソフトテニス部に所属。長野・佐久長聖高では3年連続で全国高校駅伝に出走し、1年時は6区区間賞で優勝を経験。前回の箱根駅伝は5区4位。今年5月の日本選手権1万メートルで日本人学生歴代3位となる27分41秒68をマークし3位入賞。1メートル74、57キロ。
 

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