バドミントン男子複ホキコバ、日本勢初の世界制覇!「めっちゃうれしい」年間王者に続く快進撃

[ 2021年12月19日 23:38 ]

バドミントン世界選手権最終日 ( 2021年12月19日    スペイン・ウエルバ )

世界王者となった保木卓朗、小林優吾組(AP)
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 各種目の決勝が行われ、男子ダブルスで19年の前回銀メダルの保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)は第16シードの何済霆、譚強組(中国)に2―0で圧勝し、同種目の日本勢初制覇を成し遂げた。保木「めっちゃうれしい!それしかない」と笑い、小林も「ここまでやってきて本当に良かった。今はほっとした気分でもある」と話した。

 保木、小林組は世界ランク4位、相手は24位。地力の通り、第1ゲームから21―12と圧倒した。第2ゲーム10―10の場面では、小林がストリングの切れたラケットを交換しながらも粘り強くレシーブ。相手のミスを誘ってリードで折り返すと、その後は2人が次々に強打を打ち込んだ。最後は小林のショットで締め、2人は両膝を突いてガッツポーズ。保木は「自分たちの攻撃を出すことを考えてやったやった。うまくはまった」と振り返った。

 年間王者を決めるワールドツアー・ファイナルに続き、世界選手権も獲って男子ダブルスの日本勢では孤高の領域となる“2冠”を達成。新型コロナウイルスの水際対策強化のため年末の全日本総合選手権には出場できないが、ポスト東京五輪の主役に躍り出る快進撃で21年を締めた。保木は「全英で1回戦負けで終わって。五輪後の初戦のデンマークで優勝できて、勢いに乗って、良いコンディションをキープできたのは成長を感じている。来年も試合は続く。この調子を維持できるように頑張りたい」と22年を見据えた。

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2021年12月19日のニュース