沙羅が4位 表彰台またお預け「悔しい、残念」

[ 2021年12月19日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第7戦 ( 2021年12月17日    オーストリア・ラムソー=ヒルサイズ=HS98メートル )

W杯ジャンプ女子個人第7戦で4位となった高梨沙羅(AP)
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 高梨沙羅(クラレ)は90・5メートル、88メートルの合計251・3点で11日の第6戦に続いて4位となり、今季初の表彰台はおあずけとなった。マリタ・クラマー(オーストリア)が261・0点で今季5勝目、通算13勝目。勢藤優花(北海道ハイテクAC)は10位、岩渕香里(北野建設)は28位、伊藤有希(土屋ホーム)は38位だった。

 手応えがある分、表情は複雑そうだった。高梨は2戦連続の4位。表彰台に一歩届かず「なかなか結果に結びつかない。凄く悔しいというか、残念という気持ち」と口にする一方、飛距離に換算した3位との差はわずか1メートルで「戦えている感じはする。ちょっとずつではあるが、前進している」と前向きにも捉えた。

 1回目は助走速度が出場選手で最も遅かったが、K点(90メートル)を0・5メートル上回り4位。不利な追い風が強くなった2回目もしっかりまとめた。それでも順位は上げられず「世界のレベルが上がってきている」と言う。北京五輪へ向けて新たな上積みの必要性も感じ「あらを探せば見つかると思う。修正していけたら」と語った。

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2021年12月19日のニュース