尾崎野乃香 慶大で62年ぶり全日本王者 残り30秒で逆転「ホッと」

[ 2021年12月19日 05:30 ]

レスリング全日本選手権第3日 ( 2021年12月18日    東京・駒沢体育館 )

<レスリング全日本選手権 女子62キロ級>金メダルを手に笑顔の慶大・尾崎(撮影・光山 貴大) 
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 女子62キロ級は尾崎野乃香(18=慶大)が類家直美(21=至学館大)を4―3で下して連覇を達成し、慶大の選手としては62年ぶりの全日本チャンピオンとなった。同57キロ級は世界選手権55キロ級優勝の桜井つぐみ(20=育英大)が制した。各階級の優勝者はアジア大会(来年9月、中国・杭州)出場が内定した。

 尾崎が高校生だった昨年に続き、日本一に輝いた。決勝では残り30秒で逆転し、勝利の瞬間は両手でガッツポーズ。「世界選手権で負けて、この大会に切り替えて課題克服に努力してきた。ホッとしている」と安どの表情だった。男子、OBを含め慶大勢が全日本チャンピオンとなるのは62年ぶり。「うれしいです。ただ、意識しないで試合できたし、プレッシャーにもなりませんでした」と笑顔を見せた。

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2021年12月19日のニュース