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左の早田ひな、日本勢唯一ダブルス2種目メダル確定 張本と銀、伊藤美誠と銀以上

[ 2021年11月30日 05:30 ]

卓球 世界選手権個人戦第6日 ( 2021年11月28日    米ヒューストン )

混合ダブルスで準優勝し、メダルを手にする張本(右)、早田組
Photo By 共同

 混合ダブルス決勝で張本智和(木下グループ)早田ひな(日本生命)組は王楚欽、孫穎莎組(中国)に0―3で負け、この種目の日本勢で2大会連続の銀メダルとなった。「左利き」の早田は伊藤美誠(スターツ)と組んだ女子ダブルス準決勝では陳夢、銭天一組(中国)に3―2で勝利して2大会連続で決勝に進出した。

 東京五輪では団体戦の補欠だった「左」の早田が、存在感を増している。右利きの男子の張本、女子の伊藤とダブルスが組める貴重な戦力として、日本勢で唯一、ダブルス2種目でメダルを確定させた。日本選手として17年以来の金メダルを懸けた混合ダブルス決勝では中国ペアに完敗。「何本も何本も打って、やっと1点が取れる展開が多かった」と悔しがったが、24年パリ五輪に向けては強烈なアピールとなった。

 男子選手の強打にも打ち負けないパワーが早田の魅力だ。東京五輪混合ダブルス金メダルの「みまじゅん」ペアでは男子選手の打球を伊藤が打ち返せたことが強みだった。ただ、決勝では王楚欽の強打に翻弄(ほんろう)され「あそこまでの球質はあまり経験したことがない。攻撃力と守備力が高かった」と課題も語った。

 初出場したシングルスでも16強まで進んだ。強打という武器を最大限強化できた。ここまでの継続的なトレーニングと食事制限で「体脂肪率が落ちて20%を切るくらいで、筋肉量は増えた」という。体が締まり、左右に振られても動じない体の強さを手に入れた。

 ダブルスは右利きと組むことで、動きが重なりにくいなど左利きの利点は多い。さらに同年代の伊藤とは「元々プレースタイル的にもやりやすい」。19年オーストリア・オープンで優勝した張本とも「(自分の)パワードライブと張本選手の高速卓球が持ち味」と強みを熟知する。

 パリ五輪では張本、伊藤のWエースと組める「左」の早田の成長が鍵を握りそうだ。

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