萩野 笑顔の引退会見「凄く幸せ。悔いはありません」、今後は大学院進学計画

[ 2021年10月25日 05:30 ]

記者会見で現役引退を発表し、花束を手に笑顔の競泳男子の萩野
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 16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27=ブリヂストン)が24日、都内で会見を開き現役引退を正式に表明した。「私、萩野公介は東京五輪をもちまして現役を引退することを決意しました。凄く幸せ。悔いはありません。もっと格好よく終わる予定だったが、予定は未定。弱い部分もさらけ出し、最終的には萩野はこういう人間だと泳ぎで表現できた。自分の中では凄く格好いい競泳人生だったと思う」。涙はなく、最後まで笑顔だった。

 会見前には東京辰巳国際水泳場で開催されたイベントにサプライズで登場。現役最後の泳ぎとして、思い入れの強い個人メドレーを披露した。今後は大学院進学を計画。水泳をはじめとするスポーツに関わる仕事や環境問題などに興味を持っており「いろんなことにチャレンジして第二の人生を頑張りたい。指導者の道は考えていない」と説明した。

 東京五輪は200メートル個人メドレーで6位に終わり、3大会連続メダルを逃した。開幕前から五輪後の引退を決めており、最後のレースとなった200メートル個人メドレー前は「全ての思い出が走馬灯のように流れ、何にも変えられない宝物を見つけることができた」という。自分に掛ける言葉を問われると「よく頑張りましたよ。本当に」と胸を張った。

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