NFLレイダースのグルーデン監督が辞任 7年間にわたって差別用語を電子メールで乱用

[ 2021年10月12日 10:54 ]

辞任を表明したレイダースのグルーデン監督(AP)
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 今季3勝2敗のNFLレイダースを率いているジョン・グルーデン(58)が11日に辞任。2011年から7年間にわたってロジャー・グッデル・コミッショナー(62)らリーグ関係者に対して同性愛嫌悪や女性と人種差別を意味する言葉を電子メールで使い続けていたことが発覚していたためで、この日、レイダースのマーク・デービス・オーナー(66)と直接会ったあとに監督職を退くことになった。

 AP通信によれば、問題のメールはリーグ側がワシントン・フットボールチームの不正に関する内部調査を進めている中で発覚したもので、ニューヨーク・タイムズ紙が最初に報道。この報道を受けてグルーデン監督は辞任することになったが、きわめて“解任色”の濃い退陣となった。

 グルーデン監督は39歳だった2002年のスーパーボウルでバッカニアーズを率いて優勝。2018年に10年、1億ドル(約113億円)という巨額契約を交わして、レイダースに17年ぶりに復帰していた。今季が10年契約の4年目。チームも3勝2敗と序盤でまずまずの成績を残していたが、思わぬ形で指揮権をはく奪されることになった。

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2021年10月12日のニュース