オリンピックコンサート2021を開催 ドラクエ、モンハン…東京大会象徴の楽曲にメダリストも熱視線

[ 2021年10月13日 00:22 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)が主催する「オリンピックコンサート2021」が12日、東京芸術劇場で行われた。東京五輪柔道男子66キロ級金メダリストの阿部一二三(24=パーク24)や、スポーツクライミング女子複合で銀メダルを獲得した野中生萌(24=XFLAG)、パラリンピック陸上男子(車いすT52)で2冠に輝いた佐藤友祈(32=モリサワ)ら両大会の日本選手団メダリストたちも客席で鑑賞。今夏の熱く盛り上がった祭典を音楽とともに振り返った。

 同コンサートは五輪の名場面を振り返る映像とオーケストラ演奏を融合。97年にスタートし、2年ぶりの開催となった今回は「勇気をありがとう、感動をありがとう」をテーマとし、新型コロナウイルスの影響により1年延期となった東京大会を音楽とともに振り返った。

 序盤から東京大会を象徴する楽曲だった。1曲目はメダリスト表彰の際に流れた「TOKYO2020 VICTORY CEREMONY」。第2部では東京五輪会式で各国選手団の入場行進曲として使用された「ドラゴンクエスト」の「序曲:ロトのテーマ」や「モンスターハンター」の「英雄の証」が会場に響き渡った。

 迫力のあるコンサートに選手たちも熱視線。野中は「素晴らしい演奏とともに(東京五輪の)映像を見てこの夏を振り返って、まだ心臓がばくばくする。今もまだ緊張している感じ」と大舞台での戦いを思い出した。また、阿部はステージ場に登壇。野村忠宏氏が達成した五輪柔道史上唯一の3連覇を見据え「まだ4連覇した人はいないので、僕の最大の夢は五輪で4連覇すること。まずは3年後のパリ五輪で2連覇することを目指して頑張っていきたい」と決意を語った。

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2021年10月12日のニュース