15歳ワリエワ249・24点!北京五輪金候補が世界最高V 4回転3本成功

[ 2021年10月12日 05:30 ]

フィギュアスケート フィンランディア杯最終日 ( 2021年10月10日    フィンランド・エスポー )

女子フリーで演技するワリエワ(AP)
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 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位のカミラ・ワリエワ(ロシア)がトップの174・31点をマークし、合計249・24点で逆転優勝した。今季、シニアに本格参戦した15歳は、初の国際大会で2種類の4回転ジャンプを計3度成功させ、フリー、合計とも世界最高得点を叩き出した。約4カ月後に迫る北京五輪では日本勢の強力なライバルとなりそうだ。

 驚異的な演技だった。ワリエワは冒頭の4回転サルコーに成功。2度の4回転トーループはコンビネーションをつけて完璧に決めた。計3度の4回転は全てGOE(出来栄え評価)の加点を引き出す両手上げのジャンプ。長い手足を生かして名曲「ボレロ」を舞う優雅なスケーティングで、表現力でも高い評価を受けた。フリー、合計とも歴代最高点で、21年世界選手権準優勝のトゥクタミシェワらを逆転した。

 これが完成形ではない。SP、フリーとも3回転半は転倒しており、さらに回転不足の判定だった。「アクセルに問題があったので、次の大会では修正したい」。今回が初のシニア国際大会。末恐ろしい15歳がシニアの世界に舞い降りた。

 4回転時代の到来を告げたトルソワ、シェルバコワらを指導する名将トゥトベリゼ・コーチの門下生。くしくも、五輪シーズンのシニア転向は、18年平昌五輪金メダルの同門ザギトワと同じだ。非の打ちどころのない強さから「絶望」の異名を持つワリエワのGPシリーズ初陣は、日本女子のエース・紀平も出場する第2戦スケートカナダ(今月29日開幕、バンクーバー)。超新星の出現は、今季の氷上の女王争いに風雲急を告げた。

 ◇カミラ・ワリエワ 2006年4月26日生まれ、ロシア・カザン出身の15歳。09年にスケートを始め、12年に首都モスクワに移る。ロシアノービス選手権では17年に年少、19年に年長クラスで優勝。18~19年シーズンからトゥトベリゼ・コーチに師事。19年ジュニアGPファイナル、20年世界ジュニアで優勝。昨季のロシア選手権はジュニアながら準優勝した。1メートル60。

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