金谷拓実 国内メジャー初制覇へ「出場する度に気持ちは強くなる」 14日開幕日本オープン

[ 2021年10月12日 17:55 ]

プロアマ大会で明るい表情の金谷拓実
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 男子ゴルフの国内メジャー今季最終戦、日本オープン(賞金総額2億1000万円、優勝賞金4200万円)は14日から4日間、滋賀県栗東市の琵琶湖CC琵琶湖・三上C(6986ヤード、パー71)で行われる。

 ツアー通算3勝の大物ルーキー・金谷拓実(23=Yogibo)は念願の国内メジャー初制覇を目指す。

 「日本一を決めるトーナメント。その日本オープンで優勝することを目指してやって来てるので」

 日本オープン初出場だった2015年は11位でローアマチュアを獲得。当時、まだ、広島・広島国際学院高2年生ながら予選ラウンドを2位で突破する大健闘を見せた。東北福祉大1年だった2017年には大学の先輩、池田勇太に1打差の2位。さらに進化した姿を世にアピールしたが、その後は2018年が24位、2019年は40位、2020年は7位と優勝争いに絡むこともできないでいる。

 「高校2年の時からずっと出場していて優勝に迫った年もありました。出場する度にこの大会で優勝したいっていう気持ちは強くなっています」

 目標とする松山英樹は2016年にこの大会を制している。世界アマチュアランキング1位、三井住友VISA太平洋マスターズでのアマチュア優勝、ゴルフの祭典マスターズ出場など松山の足跡をなぞるように歩いてきた金谷には是が非でもほしいタイトルの一つだ。

 加えてこの大会の優勝賞金は4200万円と今季国内ツアー最高額。現在、金谷の賞金ランキングは首位C・キムと約1400万円差の4位。勝てば再び賞金王レースの首位に返り咲くことができる。
 勝算があって臨んだ今年5月から約2カ月の海外遠征は海外メジャー2試合を含む5試合に出場し、予選落ちが3度。欧州ツアーBMW国際オープン17位が最高と不本意な成績に終わった。

 「もっと成績を残してステップアップしていく予定だったのに少し悔しい思いをしました。賞金王を獲って来年からすぐ海外に出て行けるようにしたい。この大会は世界ランキングのポイントも大きいし、5年シードもあるので。とにかく優勝したいと思ってます」

 人気、実力の両面で日本ツアーを引っ張ってきた石川遼(30=CASIO)が米下部ツアー、コーンフェリー・ツアーの出場権を争う2次予選会挑戦のため出場していない。金谷に掛かる期待は大きい。

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2021年10月12日のニュース