松島幸太朗のフランス移籍1季目が終了 通算11トライ ラグビー仏1部リーグ

[ 2021年6月13日 06:41 ]

ラグビーフランス1部リーグ・プレーオフ1回戦   クレルモン16―25ボルドー ( 2021年6月12日    ボルドー )

松島幸太朗
Photo By スポニチ

 4季ぶりのリーグ制覇を目指したクレルモンは、先発フル出場した日本代表のFB松島幸太朗(28)の奮闘も及ばず、ボルドーに16―25で敗戦。昨年9月に開幕した、松島のフランス移籍1年目のシーズンが幕を閉じた。

 リーグ戦5位のクレルモンは同4位だった相手本拠地に乗り込み対戦。フランスリーグは昨年11月ごろから無観客が続いていたが、今回の試合は5000人を上限に入場が認められ、クレルモンは完全アウェーの中での80分間を強いられる形となった。

 そんな中でも松島は普段通りに躍動。前半7分には右のオープンサイドへの展開攻撃に参加すると、素早く大外のWTBプノーにパスをつないでファーストトライをアシスト。その後も蛍光オレンジ色のスパイクを履いた両足を軽快に動かし攻撃参加したが、相手寄りのレフェリーのジャッジもあり、トライはその1本にとどまった。

 移籍1年目の松島は、欧州チャンピオンズカップ戦を含めて通算27試合に出場(全て先発)し、11トライを記録。昨年9月6日の開幕トゥールーズ戦から、通算1997分間もの時間をピッチ上で過ごした。リーグ制覇には3勝届かなかったが、23年W杯が開催される地で濃厚な時間を過ごし、今後は渡欧後の日本代表に合流予定。今月26日の全英・アイルランド代表ライオンズ戦(英エディンバラ)、7月3日のアイルランド戦(ダブリン)で、成長の足跡を解き放つ。

続きを表示

2021年6月13日のニュース