楽天オコエ妹・桃仁花 チーム最多12点で代表入りアピール バスケ女子強化試合

[ 2021年6月13日 05:30 ]

<日本・ポルトガル>第2クオーター、ゴール前に攻め込むオコエ桃仁花
Photo By 代表撮影

 バスケットボール女子の国際強化試合が12日に横浜武道館で行われ、世界ランキング10位の日本が同48位のポルトガルに68―43で快勝した。東京五輪代表候補に名を連ねる16人が試合に臨み、オコエ桃仁花(もにか、22=富士通)が18分43秒の出場でチーム最多タイ12得点の活躍。今月下旬に発表予定の五輪最終メンバー12人への生き残りをアピールした。ポルトガルとの強化試合は3試合組まれ、10日の第1戦に続く連勝。第3戦は13日に行われる。

 正確にリングを射抜いた。オコエは3点シュート5本中4本を成功。チーム最多タイの12得点と4リバウンドを記録した。五輪代表入りに前進し「自分の仕事は3点シュートとディフェンス。それを表現できてよかった」と手応え。ホーバス監督からも「桃仁花は良かった。まだ波があるが、このレベルならチームを助けられる」と評価された。

 10日の第1戦は3得点と沈黙しており、巻き返しに燃えていた。プロ野球・楽天のオコエ瑠偉(23)の妹。兄に「野球が国民的スポーツだから自分の方が名前は売れているが、バスケが同じぐらい人気があれば、妹の方が早く世に出たと思う」と言わしめる逸材だ。身長1メートル82のセンターは「今日だけではなく継続することが大事。日本のために頑張っていきたい」とさらなる成長を誓った。

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2021年6月13日のニュース