JOC山下泰裕会長、選手へ「後ろめたく思う必要はない」東京五輪開幕まで50日

[ 2021年6月3日 13:45 ]

JOCの山下泰裕会長
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 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が3日、都内で定例会見を行った。

 新型コロナウイルス禍での開催となる東京五輪の開幕(7月23日)まで、この日で50日。収束はいまだ見通せず、五輪への機運は高まらない。山下会長は否定的な世論を理解する一方、「こうした中で選手の中には、コロナで苦しんでいる状況で五輪へトレーニングを続けること、五輪開催を望むことに後ろめたさを感じる選手も少なからずいたのは事実。しかし、選手に対しては後ろめたく思う必要はないということを強く伝えたい」と話した。

 「なぜなら、JOCとしてアスリートの夢をかなえるのが最終目標ではない。夢をかなえるために努力した結果を五輪で披露することが、結果として日本社会に必ずプラスの影響をもたらすと信じているから。アスリートは五輪に向けて努力を重ねている。1つは自分自身の夢。その姿が時に多くの人に感動を呼び起こし、子どもたちの憧れにつながることを否定する人はいない」と続けた。

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2021年6月3日のニュース